M's Fashion

Mighty Shine
~あくなき追求の先に~

2015/12/3
original
Brand Interview

Mighty Shine / マイティーシャイン

 “HAT MAKES A MAN”というコンセプトもとに、日本国産に拘った帽子作りを心掛けている。デザインは、洋服との相性を第一に考えており、帽子単体での主張は避けトータルコーディネートの中に必ず帽子が含まれているような、引き立て役の帽子を考えている。ちょっとした遊び心や、随所に男のこだわりが見え隠れする帽子を製作している。

デザイナー 菊地章仁氏

 文化服装学院卒業後、帽子メーカー株式会社栗原で企画として就職。約3年半後、退社し独立。現在の株式会社gimixed(ギミックス)を設立。株式会社gimixedでは、当初、アパレルブランドと帽子のOEM業の2本柱でスタート。年を重ねることにより、徐々に形態を変え、今は帽子一本で運営している。

 メーカーで元々技術者をし、祖父が築いた菊地工務店で働いている父の影響なのか創作に関して独自のセンスを持つ菊地氏。今、行っているハンドメイドのハットは全て独学という驚きの創作能力。拘りは深く、型はフランスまで行き直接やりとりをし、1つ1つ自身でデザインして製作する。生地選びでもハンガリーやポルトガルまで足を運び、ハット用のカッターや乾燥室も特注、など帽子作りにおいて他において一切の妥協がない。型に名前を付けたり帽子について話せば止まらない、いつも屈託のない笑顔の菊地氏に会う度に帽子への深い愛を感じてしまうのは私だけじゃないだろう。工房を誰に見せてもマネは出来ないからというコトバに“Mighty Shine”への確かな自信が垣間見えた。

なぜ帽子ブランドを作ろうと思ったのですか?

 プロフィールであるように、帽子のOEM業をしていたため、沢山のドメスティックブランド様の帽子を引き受けておりました。 その中で、企画はいいのにブランドに合わなかったり、もっとこうしたほうが売れるのになぁと思い始め、勝手に作り始めては、取引先にこういうのはどうですかと企画提案までするようになりました。また時代が、一つのことに絞ったいわゆる専門ブランド(バッグや靴、革小物等)が出てき始めた時でした。まだまだメンズ帽子ブランドは少なく、需要があるのではないかと思い、ブランド設立に至りました。

帽子を好きになるエピソードなどあれば教えて下さい。

 これ、正直どこのタイミングで好きになったかはわからないんです。学生時代に余った生地で帽子を手作りして、友達のブランドのファッションショーとかに使ってもらったりするうちに作ることの面白さを知りました。それから帽子をデザインしているうちにどんどんのめり込んでいったという感じです。帽子は奥が深く、10年経った今でも、まだまだ知らないことが多いです。

今後の展望を教えて下さい。

 月1ペースで取引先店頭にて、ハットメイキングのデモンストレーション及びオーダーメイドハット制作の催事を行っていきます。また6月には初の海外展も予定しております。そして数年前から自社生産(アトリエメイド)を準備し、ようやく今年スタートする事が出来ました。Mighty Shine立ち上げから約7年間思い描いておりましたHAT SHOP “ THE FAT HATTER “ が来年2月に原宿キャットストリートにOPENします。HAT MAKES A MAN “男は帽子で決まる”というメインコンセプトのもと、ハット制作をしております。FACTORYを併設した、洒落の効いた粋なHAT SHOPで、OPENと共にフルオーダーハットも賜りますので楽しみにしていて下さい。

作業風景

スペシャルオーダー会を実施

期間:12月5日(土)/ 12月6日(日)

場所:ナノユニバース ライブラリ新宿
   東京都新宿区新宿3丁目19-7 新宿らんざんビル1F

TEL:03-6380-4626

時間:12:00-19:00 ( 18:30ラストオーダー )
   *店舗の営業時間とは異なります。

価格:ウール製12,000円~
   ラビットファー製24,000円~
   ( カスタム内容により変わります。)

オーダー内容

1. 基本となる木型、生地を数種類から選択

2. サイズ選択(レディースも可能)

3. ブリムの長さ・クラウンの高さなどを選択

4. リボンや内側のスベリなど選択 ( オプション金額あり )



 当日はデザイナー菊地氏が来店され、アドバイスを受けながら世界に1つだけの帽子を作ることが出来ます。このまたとないこの機会、ナノユニバース ライブラリ新宿に訪れては如何でしょうか?