洋服と身体 その余白に | NANO逸品100 Vol.3

上質でシンプルかつ長く着用できる贅沢な服を届けてきた、ナノ・ユニバースの最上位ブランドASSEMBLANC(アッサンブロン)。同ブランドから、初めてジュエリーが生まれた。そのラインアップは、ネックレス・チェーンブレスレット・シグネットリング・バングル──洋服だけでは決して埋まらない首元・手首・指先の余白に、控えめでありながら確かな輪郭を与える。

ASSEMBLANC JEWELRY

洋服と身体のあいだに ジュエリーがある理由

上質でシンプルかつ長く着用できる贅沢な服を提供する、ナノ・ユニバースの最上位ブランドASSEMBLANC(アッサンブロン)。トレンド性やブランディングを大きく打ち出すのではなく、素材とデザインの相性、そしてデザインに適した縫製技術へのこだわりを追求し、多くのファンを魅了しているブランドだ。丁寧に仕立てられた服は、大量生産された衣服とは異なり、世の中に限られた数量しか存在しないという価値を持つ。そんなASSEMBLANCが、今回初めて手がけたのがジュエリーだった。

ASSEMBLANC JEWELRYは、ヴィンテージやデッドストックとして眠っていたアーカイブを、現代に甦らせたコレクションだ。真鍮の綿材から金型を削り出し直し、1点ずつブランドロゴをレーザー彫刻で施すという、非常に手の込んだ工程を経ている。装飾のためのジュエリーではなく、服の延長として身体に寄り添うこと。それがASSEMBLANC JEWELRYの役割だ。

シャツの襟元がわずかに開く場所、袖口から覗く手首、指先──洋服という生地だけでは表現しきれない「間」に、金属の質感と手仕事の陰影が入り込む。ミニマルでありながら、埋もれない。そんな逆説を成立させているのが、このコレクションの輪郭だ。「洋服と身体の余白を埋める、ミニマルかつ存在感のあるジュエリー」というコンセプトは、この一言に集約されている。

その佇まいは 長い時間の中で自然に営まれてきたもの

男性がシンプルなジュエリーを身につけることは、決して新しい価値観ではない。17世紀から18世紀のヨーロッパでは、貴族の男性たちが装身具を通じて自らの身分や趣味を表現していたといわれる。当時のファッションは詰め物をした上衣や豪奢な襞襟など、男性こそが装いに凝る時代だった。指輪やチェーンは、単なる装飾ではなく、身分証明や意思表示としての機能も担っていたものだ。

その系譜は、現代にも息づいている。派手さではなく、輪郭の確かさ。男性がミニマルなジュエリーを纏うことは、流行の消費ではなく、長い歴史の中でごく自然に営まれてきたことの延長線上にある。

チャールズ3世

イギリスのチャールズ3世は、1970年代からプリンス・オブ・ウェールズ時代の紋章を彫った指輪を左手の小指に着け続けていることで知られる。叔父から譲り受けたこの指輪は175年以上の歴史を持つといわれ、即位後の戴冠式や公式行事でも、外されることはなかった。ひとつの指輪が、半世紀以上にわたって同じ手元にあり続けているという事実そのものが、シンプルなジュエリーの強さを物語っている。

ブラッド・ピット

俳優のブラッド・ピットも、レッドカーペットの場でシグネットリングを重ね着けする姿がたびたび報じられてきた俳優のひとりだ。派手な宝飾ではなく、輪郭のはっきりとしたシンプルなリングを選ぶ姿勢は、カジュアルな装いにもフォーマルな装いにも自然に馴染んでいる。

そして日本にも

日本でも、政治家がシグネットリングらしき指輪を左手の小指に着けているとの指摘がSNS上で話題になることがある。真偽のほどは定かではないが、こうした噂が生まれること自体、フォーマルな場に立つ人物の手元に人々が注目していることの表れといえる。

九つの かたち

ASSEMBLANC JEWELRYは、同じ真鍮という素材でありながら、ひとつひとつ異なる表情が生み出されている。手の込んだ工程を経てつくられること、確かな審美眼が宿ることの表れだ。

チェーンブレスレット

チェーンブレスレット

真鍮に銀メッキを施した3種。面で構成されたもの、ヘリンボーン柄に編み込まれたフラットなもの、細身のロープチェーンのように丸みを帯びたもの。1点で主役にするのか、何かと重ね付けするのかという視点で選ぶのがおすすめだ。

ネックレス

ネックレス

チェーンブレスレットやバングルと同じヘリンボーン柄の編み込みを、ネックレスとして表現。首元にわずかな重みと陰影を添える1本。シンプルかつミニマルでありながら確かな存在感を与える。

シグネットリング

シグネットリング

台座にASSEMBLANCのモノグラムを彫刻したシグネットリング。ゴールド・シルバーの2色展開で、左手の小指に歴史ある佇まいをまとわせる。さまざまな歴史的背景を持つシグネットリングは、メンズファッションのアイコンといえるアイテムの1つである。

バングル

面をそのまま活かしたミニマルなバングルはゴールド・シルバーの2色展開。開閉式で、着脱が容易なことも魅力だ。ヘリンボーン柄を纏うバングルはネックレスと同柄。揃えて身に纏うことで、シンプルを前提としながらも確かな主張を与えてくれる。

重なりが生む 静かなリズム

1点で纏っても、重ねても── ASSEMBLANC JEWELRYは、その両方に応えてくれる。

Pairing 01

Pairing 01

ゴールドのシグネットリングとバングルを、利き手ではない腕にまとめる。金と金、同じ質感を重ねることで、輪郭がより際立って見えてくる。

Pairing 02

Pairing 02

チェーンブレスレット・シグネットリング・バングル──編み目や面の違いが際立ってくる。異なる表情だが、統一感を生み出すのは同じ思想を宿しているからだ。

Pairing 03

Pairing 03

ネックレスとチェーンブレスレットを並べると、同じヘリンボーン柄から生まれた兄弟のような表情が見えてくる。長さの違うふたつの線が、首元と手首でそれぞれの間合いを描く。

手に触れて はじめてわかること

刻印や編み目、チェーンのひとつひとつに、このコレクションの妥協なき姿勢が宿っている。1点ずつレーザー彫刻されたブランドロゴは、纏う人だけが知るこだわりの証だ。真鍮の鋳材から削り出した金型からつくられるジュエリーは、ヴィンテージが持っていた陰影をそのまま今に伝えている。シンプルかつミニマルだからこそ、細部に至るまで隙のない徹底したものづくりがなされていることを実感できる。

そして 服の続きとして

ダークスーツの手元に、あるいは白シャツの首元に。フォーマルにもカジュアルにも、静かに馴染む。洋服と身体、その間の余白に、金属の質感が控えめな輪郭を描き足していく。ミニマルであることは、存在感を消すことではない。むしろ、その逆だ。何を選び、何を身につけないか──その静かな判断こそが、大人の男性の個性を語る。ASSEMBLANC JEWELRYは、これからのあなたの日常に、静かに寄り添っていく。


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ナノ・ユニバースが提案する、月刊連載コンテンツ。

フォーカスするのは、ただの1着ではありません。デザイン、素材、仕立て、そして着る人のスタイルを引き立てる存在感まで── そのすべてを兼ね備えた"逸品"を、毎月1品ずつ紹介していきます。

1品と逸品。その言葉を重ね合わせるように、この連載では「たった1つのアイテム」にじっくりと光を当てます。服づくりの背景にある思想やディテール、長く愛することができる理由、そして着こなしの可能性までを丁寧に紐解きながら、1着の価値を深く掘り下げていきます。

流行に流されるのではなく、時を重ねても魅力を失わない服。袖を通した瞬間に装いの軸となり、やがてワードローブの定番へと育っていく1着。そんな"逸品"を、ナノ・ユニバースの視点で厳選し、毎月1品ずつお届けします。

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