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ナノ・ユニバースがおくる新生“西川ダウン”を モデル・櫻井貴史がチェック!

Esquire掲載
2020/12/04

2020年で8シーズン目を迎えるナノ・ユニバースと西川による人気コラボ“西川ダウン”は2020年、スタイリッシュかつ更なる高機能を擁して生まれ変わりました。そこで、日々最新の服を着こなすモデル・櫻井貴史さんに、自ら体得してきた知識とともに個人的な好みもプラスしながら、今季の「西川ダウン」の中でもおすすめのアイテムをピックアップしてもらいました。

ナノ・ユニバースのメンズプレスである和田隼から、2020年秋冬として登場した「西川ダウン」の紹介を受ける櫻井さん…。




服の良し悪しを日々感じながら仕事を重ねるモデル・櫻井貴史が、今季の“西川ダウン”からおすすめのアイテムを選ぶ

櫻井さん「実際、何モデルあるのですか? 基本的に、このラックはすべて“西川ダウン”ということになりますか?」

和田「はい、そうです。メンズだけでも15型ほどあって、それに加えてカラーバリエーションもあるのでかなりの品ぞろえです。なので、店頭で迷ってしまう方も少なくないかもしれません。ですが、ゆっくり時間をかけてスタッフに、アイテムごとに違うディテールや機能を聞いて、吟味していただけば、自分にふさわしいお気に入りのダウンが見つかるはずです。」 

櫻井さん「(ワンアイテムをラックから取り出す櫻井さん)実際、軽いですね。中の素材は、西川のお布団で使用されるものと同様ということですか?」

和田「そうなんです。西川がお布団にも使うダウンで、西川が独自に開発したフレッシュアップ加工®という製法が施されたものを“西川ダウン®”と呼んでいます。そんな“西川ダウン”のキャッチフレーズは、《あの寝心地を、この着心地に。》。肝心のダウンですが、今シーズンも良質なことで有名なフレンチダックダウンを使用しています。中でも、飼育期間が他と比べて約2倍の期間を有するムラード種のホワイトダッグダウンがほとんど。体格も大きくダウンボールもかさ高性に富んでいます。なので、そんな良質なダウンで仕上げられたダウンジャケットになるので、その着心地はまさに《寝られるダウンジャケット》です!」

櫻井さん「“西川ダウン”の触り心地を確認したあと、インナー用の[SHIELD] シェルダウンを手にしながら…)これはインナー用ですか?」

和田「はい、それは[SHIELD(シールド)] のシェルダウンになります。風を通しにくくなるよう特殊なフィルムが内側に入っていて、表は普通のアウターを着こなしたいけど、もう少し暖かさを求めたいときには絶好のアイテムになりますね。あと、[HYBRID(ハイブリッド)]というカテゴリーも注目してほしいのですね。西川のダウンと西川の機能わたを部分によって使い分けているタイプです。また、よりシックなダウンが欲しい方に向けて、シェルがレザー製の[SHIELD]ラムレザーダウンも用意させてもらっています。」 
櫻井さん「このスタイル、ちょっと僕好きなんですけど、これはどんなダウンですか?」




オーソドックスな定番的なデザインが好みの櫻井貴史が選んだのは、中身に遊び心がつまったコートでした




和田「先ほど紹介した風を通しにくい[SHIELD]のカテゴリーになります。 西川ダウンの中でもマスターピースモデルのひとつで、《G2》というモデルになります。でも、今季は完全リニューアルを図って、カジュアルさが強かった定番モデルを素材選定からディテールに至るまで見直しています。カジュアルアイテムの中にも、大人の雰囲気を含ませたダウンジャケットへと進化させることを目指しました。このアイテムの最大の魅力は《軽さ》でして、それはきちんと継承させながら防風性を強化しています。」

櫻井さん「いいですね、これ。確かに、僕の好きな定番的なデザインでありながら、ダウンの顔とも言えるステッチワークが絶妙に他と違っていて…。なんか気になる存在です。シェルもきめ細かな感じで、大人っぽいです。」

和田「そうなんです。よりキレイなシルエットに見えるよう、独自にランダムなステッチワークに変更しています。フード部分も一体型にしていて、衿元もシンプルに。インナー衿も付けて首回りの防寒性とフィット感をプラスしています。さらに、櫻井さんの指摘どおり、シェルにもこだわっていまして、細番手のナイロンタスラン糸を高密度で織り上げて、さらに染色仕上げのタイミングで塩縮加工というものを施すことで、密度を最大限に仕上げました。 手間ひま時間をかけ、高密度に仕上げることで防風性…つまり[SHIELD]を強くしたというわけです。風合いは独特のナチュラルなしわ感で表情を豊かにしてくれますし、軽さの中に生地表情の深みを醸すとても上品なダウンウエアと言えますね。」

櫻井さん「なるほど…今年あたり、カジュアルなステッチワークのダウンジャケットでないものを求めている方には、こちらはおすすめですね。試着して鏡に映せば確認できますが、イマドキのシルエットとボリュームで仕上がっていると思います。そしてなにより、ソフトな着心地は女性にもおすすめしたいモデルですね。でも…それ以上に、気になるアイテムがありました! これなんですが…。」

櫻井さん「僕は寒がりなほうなので、ジャケットタイプよりコートタイプのほうが結局、選んで後悔がないんです。なので、こちらの腰回りはきちんと包み込む感じのショートコートタイプがいいですね。フードにつけられボアもいいアクセントになるし、ダウンの量も僕好みで少々多めに入っているような感触なのですが…。」 

和田「さすが櫻井さんですね。これは西川ダウン[HYBRID]アークティックというアイテムで、その中でもこのカーキ色のものは西川ダウン[HYBRID]NORTHアークティックというモデル名になります。これは西川ダウンの中でも、人気の高い定番アイテムなのですが、今回はちょっとこだわっていまして…。」 

櫻井さん「あ、わかりました。モデル名内のNORTHというのがカギですね(笑)。」

和田「そうなんです。この《アークティック》ですが、同じモデル内でWEST(東)・EAST(西)・SOUTH(南)・NORTH(北)でそれぞれ一色ずつカラーをつくっているんです。しかも、それぞれダウン量を変えていて、NORTHがダウン量100%だとしたら、SOUTHはおよそ70%に、WESTとEASTは80%ほどといった感じに、ダウン量を変えることで防寒性を変えています。北に住んでいる方と南に住んでいる方では、服に求める温かさの度合いは違いますよね? 南北に長い日本は特にそのことが言えるじゃないですか。それをアイテムで表現したい…ちょっとした遊び心もありつつ仕上げていったアイテムになります。そんなわけで櫻井さんが選んだのは、中でもダウン量の多い[HYBRID]NORTHアークティックというわけです。」

櫻井さん「ほんとだ! ブルーのほうはSOUTHと書かれたラベルが、左身頃の裏にありますね。こっちのベージュはWESTで、このブラックがEASTなんですね。ちょっとディテールも違いますね。 WESTとSOUTHにはハンドウォーマー用のポケットがありませんが、SOUTHとEASTにはある…。」

和田「よく気づきましたね、櫻井さん。あと、フードに付いているファーもNORTHの場合はリアルなラクーンファーなのですが、それ以外はよりリアルに近いフェイクファーを使用しています。どちらも取り外し可能なので、ファーなしでスマートに着こなしたいというときにも対応できます。」




同じモデルでも エリア別にダウン量を変えた、手間暇かけて完成させたダウンコート

櫻井さん「なるほど、単純にデザイン感も個人的にすごく好きなタイプな上に、このシェルの素材感もいいですね。しかも、そんなご当地的なストーリーまで聞かされたら…このアイテムが気になって仕方ありませんよ。特に第一印象ですでに選んでいるNORTHはいいですね。ハンドウォーマーが好きで、このディテールは着こなしのアクセントにもありますので…。」

和田「素材に関してですが、 表面には高耐久の150d(デニール)ポリエステルとコンパクトコットンを掛け合せた高密度ウェザー(悪天候にも使えて、丈夫で防水性のある織物を総称)を採用しています。この素材によって、撥水機能そして適度なハリコシのある素材感で動きやすさも実現できていて、普段使いにも最適となります。 糸の毛羽を落としたコンパクト糸を使うことで、クリーンでありながら上品な印象も与えてくれます。要所にミリタリーなディテールをプラスし、男らしい迫力あるダウンに仕上げました。」

櫻井さん「この丈も絶妙ですね 。ちょうどヒップが隠れるくらいの丈なので、オン&オフで仕様可能なバランスだと思います。 多少の雨とか、水は弾いてくれますよね、この素材なら。」

和田「はい。自社での実験では、コップの水をこの素材の上にかけたら、パァーっと全部流れました。でも、これは自社での実験の結果ですが…。」




櫻井さん「男性の中には、暑がりでそれほど防寒性の高いダウンは必要ない…という方もいますが、僕の場合は寒がりなので冬場にはこれぐらいのダウンは必須なんですよ。しかも、この素材感とデジテールを含めたデザイン、さらに“西川ダウン”の中でもご当地型のアイテムバリエーションといったストーリーも刺さりました…。僕が選ぶなら、コレですね! [HYBRID]NORTHアークティックです。」

和田「櫻井さんがお選びになったNORTHはカーキとブラック、EASTはブラックとグレー、WESTはベージュとブラック、SOUTHはロイヤルブルーとブラックといった感じで、カラーバリエーションも用意しているので、お好みのスタイル…スーツに合わせることもできれば、アメカジっぽく着こなすことも可能です。懐の深いダウンウエアと言えますね。」

櫻井さん「それでは、ちょっと試着させてもらいますね…。」

西川ダウン[HYBRID]NORTHアークティックを着こなす櫻井さん




こうして櫻井さんが選んだ西川ダウンのモデルは、身頃に西川ダウンを使用し、フードと袖部分には吸湿発熱性・消臭効果・静電性と多機能を誇る西川合繊わたを使用したハイブリッドモデルの[NORTH]でした。

左袖には「ユーティリティポケット」を設けるなど、要所にミリタリーなディテールをプラスして男らしさもアップしています。 また、シェルの表情と共にシルエットも上品でスマート。なので、ドレスアップしたジャケットスタイルのアウターとしても似合います。そんなときはスニーカーではなく、ローファーなどレザーシューズを合わせるといいでしょう。

今季の冬は、エリア別にそろった西川ダウン[HYBRID]NORTHアークティックに注目

西川ダウン[HYBRID]NORTHアークティックを大解剖

デザインは見ての通りの大人仕様。そのマットな質感はコーデを選ばない。ノーカラーだからカーディガン代わりに羽織ってもいいし、パーカに重ねれば真冬にも対応可能。斜めのステッチや袖口のロゴ入りベルクロなど、さりげないディテールも遊び心をくすぐる。

冬のインナー使用はもちろん、秋や春のライトアウターとしても活躍するオールラウンダーである。

写真1
身頃には「西川ダウン」を、そしてフードと袖部分には、吸湿発熱性・消臭効果・静電性に優れた多機能素材である西川合繊わたを使用したことから、[HYBRID](ハイブリッド)]となるNORTHアーティック。 表面には、耐久性に優れる高密度ウェザーを採用しています。 撥水機能も高く、適度なハリコシのある素材なので動きやすさも十二分。

写真2
シェルで使用している糸の毛羽を落としたコンパクト糸を使うことで、クリーンかつ上品な印象です。着丈もちょうどヒップが隠れる長さに設定しているので、オンオフ仕様可能なバランスに仕上がっています。また、上の写真でバリエーションを紹介しているとおり、同モデルで異なるカラーやシルエット(ロフト感)を、自分の好みで選べるようになっているバリエーション豊富なアイテムです。

写真3
フードおよび袖部分の中綿には、吸湿発熱性・消臭効果・静電性に優れた多機能素材である西川合繊わたを使用したハイブリッドモデルです。シェルには耐久に優れるポリエステルとコンパクトコットンを掛け合せた高密度ウェザーを採用。また、取り外し可能なラクーンファーを搭載しているので、首元の保温性も確保した優れものです。

写真4
左袖の肘上あたりにある「ユーティリティポケット」など、随所にミリタリーなディテールを配しているのも魅力。ボタンも男らしい迫力あるに仕上がりになっています。そしてボタンのエッジには、「NISHIKAWA DOWN」のロゴが刻印されています。

写真5
袖からの風の侵入を抑えるよう、中はフィット性のあるジャージー袖を配した二重袖になっています。

写真6
左身頃の裏にある内ポケットには、エリア別で構成された[HYBRID]アークティックならではのディテールで、このモデルが“NORTH”であることを証明しています。

この冬、ナノ・ユニバースがおくる新生“西川ダウン”…中でも[HYBRID]アークティックは、皆さんのお好みに合わせて高次元の防寒性を発揮してくれるでしょう。

櫻井さんのような寒がりの方は、ぜひNORTHをお選びください。









Model / Takashi Sakurai(INDIGO)
Photogaph & Videograph / Yohei Fujii
Styling / Mariko Kawada
Hair & Make-up / Makiko Hayashi
Text & Edit / Kaz Ogawa