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ナノ・ユニバースの傑作ダウン “G2(ジーツー)”の 「実(じ~つ~)は……」なハナシ

e-Begin掲載
2020/12/04

今やすっかりナノ・ユニバースの冬を象徴するキーワードになった“西川ダウン”。中でも“G2ジャケット”は熱心なファンを増やし続けているテッパンのモデルですが、着心地と見栄えの高評価ばかりが先行するあまり、モデル名の存在感が少し控えめになっている隠れ名品的なアイテムです。そして、実績はもはや疑う余地ナシのこの“G2”が、今年はさらにアップデート! この冬こそが、王道モデルを指名買いするべき絶好のタイミングです。そう言い切れる根拠を、有識者たちとともに徹底検証しました!

スタイリスト 近藤有倫(以下 近藤):この“G2”も、いわゆる“西川ダウン”シリーズなんですね。毎年、街で耳にするたびに思ってたんですけど、“西川ダウン”って結構なパワーワードじゃないですか(笑)?

ナノ・ユニバース 和田 隼(以下 和田):インパクト、デカいですよね(笑)。でも出オチじゃなくて、実際着るともっとびっくりすると思いますよ。

近藤:さっき着ていて、すでにびっくりしてます。めっちゃあったかいんですね!

和田:そうなんですよ。ダウンに“フレッシュアップ”っていう特殊な加工をしていて、同じ重さの羽毛に比べてかさ高が出るようにしてあるんですよ。軽くて暖かいのはそれも大きな理由で。僕も仕事抜きで普段から着てるんですけど、もうコレなしだと冬が越せない体になってきました(笑)。冬ロケの日とかは黙って西川ダウンに手が伸びます。

近藤:冬ロケ、辛いですよね……。朝早いですし。そろそろベッドから出るのが億劫な季節になってきましたよ。

和田:あ、じゃあバッチリですね。だって、“ふとんの西川”ですよ? 創業、1566年の老舗ですよ?

近藤:確かに……! そう考えると、和田さんって冬でもベッドから出ずにロケに行ってるようなもんじゃないですか?

和田:すごいダメなヤツみたいですけど、実際そうですよね(笑)。G2の安心感はそのまま、冬場のふとんのあの暖かさってことなんですよ。

ライター今野 壘(以下 今野):かなりタウンユース向けのデザインなのに、こうやって見るとディテールのつくり込みがアウトドアギア並みですね。

和田:G2はこれまでにもマイナーチェンジをしたりはしてたんですけど、今回のリニューアルでスペックも行くとこまで行った感はありますね(笑)。ありがたいことに人気があるぶん、ハードルも高くなっちゃって……。

今野:もうこの先はくぐるしかないですね、ハードル(笑)。でも実際、着て初めてありがたみが実感できるディテールが多いですよね。特に、防風性は首、前立て、袖と抜かりなしで。

和田:羽毛は少なくないのに、なぜか着てても寒さを感じるダウンってあるじゃないですか? あれって風が入ってくることが原因の場合が、結構多いんですよ。だから、そのへんはかなり対策してます。

今野:なるほど。あとは袖を通して感じたのが、首の内側の襟の効果ですね。ダウン入りの。ここが暖かいと、こんなに体温ってキープされるんだなって実感してます。

和田:血流の大事な部分だから、ここを冷やさないのはすごく大事なんですよ。体幹部分もそうですけど。

今野:それで、このメタルギア・ダウンテックですか。G2を着てみて、そんなに分厚く膨れたダウンじゃないのに何でこんなに暖かいんだろうと思ってたんですけど、理由がわかってきました。

和田:そうなんです。ここからさらにアップデートするとしたら、あとはどこがあるかなぁ。

今野:十分すぎるでしょ! ハードル、高すぎて見えなくなっちゃいますよ(笑)。

近藤:G2、女子にも大人気ですね!それにしてもダウン選びって、男目線だけで選ぶか女子ウケも狙うかでかなり変わってきますよね。ガチな山系のダウンなんかも僕は好きなんですけど、女の人だと賛否がわかれそう。

和田:パンパンに膨れてるようなヤツですか? “○○m峰にも対応!” 的なね。格好いいけど、電車の座席で隣になると結構ツライですよね(笑)。

近藤:(笑)。やっぱりダウンと言えど、女子はスマートに見えるやつに惹かれる傾向があるみたいです。実際大人っぽく見えますしね、そっちのほうが。

和田:あとは小柄な人でも、スッキリした形のダウンだと体型のバランスがよく見えるんですよ。僕は180以上あるんであんまり気にしないんですけど。

近藤:(イラッ……)まぁ、実際にモコモコのダウンだと全体のシルエットの計算が結構必要ですよね。どうしても男クサくなりがちですし。

和田:ですね。ギア系のダウンはそもそもが汗をかいて山に登るためのものだから、そういう意味ではG2はマットなナイロンで、印象的にもクリーンかも。実際、内側の羽毛もかなり衛生面に配慮されてるんですよ。

近藤:清潔感、大事ですよね。G2は着てるだけでもそのへんに配慮できてるのがちゃんと伝わるから、女子からの好感度がアップしそうな気がします。

和田:そう。ダウンなのに、アップするんですよね。

近藤:うるさいですよ(笑)。

編集部サトミ(以下 サトミ):性能とかデザイン性が向上してるのはもちろん素晴らしいんですが、やっぱりホラ、買い物で気になるとこって他にもありますよねぇ?(笑)

和田:はっきり言ってくださいよ! 値段でしょ?(笑)

サトミ:そう(笑)、そこなんですよ。アップデートされてもあんまり高額になるとなかなか……ってアレ? これ、去年より安くないですか? タグの価格、間違ってます?

和田:いや、それで合ってます(笑)。去年よりも少し、価格を下げられたんですよ。

サトミ:でも質が良くなってるのに、プライスは下げるなんてできるもんなんですか?

和田:交渉と格闘の成果です。なぜなら、もし自分が買うのならいいモノをお手頃に手に入れたいから。

サトミ:清々しいくらい素直ですね(笑)。でも、確かにこの企業努力はありがたいです。

和田:ダウンだけに、価格もダウンです。

サトミ:うるさいですよ(笑)。

和田:過去のモデルとか、西川ダウンの他のモデルを持ってる方にもぜひトライして欲しいです!

縦横に走るステッチワークで上質なフレンチダックダウンをパッキングした最新型。極細のナイロン糸を高密度で織ったタスラン生地を使い、さらに染色のタイミングで塩縮加工することで、この独特の上品な風合いが生まれている。ルーズすぎない自然なボリューム感も今っぽい、ヘビロテ必至な真冬の新定番。各4万1,800円(税込)。

トレンドに左右されないブラック以外に、クリーム、ワイン、カーキを加えた全4色展開。どのカラーも繊細で落ち着いたトーンで、大人っぽさを引き立ててくれる。



(その他のモデル着用商品)




ハンドウォーマーを兼ねたフロントポケットや、止水仕様の片胸ポケット、フードの構造に内側のスノースカートなど、マウンテンパーカに着想を得たディテールが目を引く1着。ストレッチする複合繊維SOLOTEXⓇを使った伸縮性のシェルや、防風性を高める裏面のポリウレタンコーティングなど、ミニマルな見た目ながら、とにかく語れる意欲作。
4万4,000円(税込)。

いつもどおりのマウンパ感覚でコーディネイトしても、この通り洗練された出で立ちに。気負わず着てもサマになり、合わせやすさも特筆モノ。



(その他のモデル着用商品)



微光沢のある薄手のナイロンタフタを使い、ボタンスルーでハンドウォーマーポケットを備えたクラシックスタイルに仕立てたモデル。ヒップが隠れるやや長めの着丈はジャケットの上にも羽織りやすく、ジャケパンからデニムまで、あらゆる着こなしに対応してくれる。バッフル(ダウンを内包する個々の区画)を小さくしたことで、高い保温を持ちつつも着膨れしないのが魅力的。4万9,500円(税込)。

オフに着るなら、こんなざっくりニットの上にさらっと羽織りたい。自然な縦長のシルエットで、品の良い細身のシルエットをキープしながら防寒できるのだ。



(その他のモデル着用商品)





写真/竹内一将(STUH)
スタイリング/近藤有倫
文/今野 壘
ヘアメイク/Hachi(Bello)