M's Fashion

100年以上の歴史を誇るミラノブランド
〈 Altea 〉、美しきエレガンス。

2016/2/6
original
Brand Interview
たくましい生命力を持つ植物「タチオアイ」の意をブランド名に掲げる〈アルテア〉は、その名の通り100年をも越える歴史の中で、成長をとげてきたイタリアの老舗ブランド。1892年、ミラノに一軒の小さなネクタイ店を開店した創業者のジュゼッペ・サルトーリは、クラシックかつオリエンタルなムードが漂うブロケード織りのネクタイを販売。たちまちミラノのファッショニスタ達の人気店として評判に。第二次世界大戦時に一時休業するも、戦後に再開。更に成長を続け、世界的に人気のブランドとなった。現在は、創業から4世代目。トラディショナルでありながらもフレッシュなデザインをトータルルックでデザインしている。今回は、そんな〈アルテア〉の担当者に、もの作りについて話を伺ってきた。

Q:100年以上の歴史があるブランド、現在はどのようなアイテムをデザインしていますか?

A:「ブランド設立当初はスカーフやネクタイを扱っていました。現在はメンズ、レディースともにトータルコレクションです。ニットやジャケットなども人気がありますが、1点ずつのアイテムへのこだわりと一緒に、ブランドらしい世界観をしっかり見せることを大切にしています」

Q:特にこだわっている事は何でしょうか?

A:「スカーフです。これはブランドのDNAの中心にあるアイテムです。特にプリントの技術に自身を持っており、ここにアイデンティティがあります。この術を使用して、ポロシャツなど様々なアイテムにも応用しています」

Q:2016年の春夏で象徴的なデザインは?

A:「ストライプやジャージ素材のジャケットです。シングルもダブルも好評です。またパステルカラーも特徴となっています」

Q:ブランドの世界観をしっかり作るにあたり、最も大切にしている事は何でしょうか?

A:「プリントが最大の強みであることをとても大切にしています。毎シーズン、まずはずっと昔に作った、自社のアーカイブの柄を参考にしながら新しい形をイメージしていきます。そのプリントのイメージをもとに、デザインを起こしていくことで〈アルテア〉らしい世界観を作っているのです」