M's Fashion

本物志向のイタリア製バッグ。
〈 Daniel & Bob 〉に注目!

2016/2/2
original
Brand Interview

 イタリア職人たちの伝統的な手仕事による、高い品質を誇ることで人気の〈ダニエル&ボブ〉。細部にまでこだわった丁寧な仕事に支えられ、年月を重ねることで深い味わいが出てくる、長く愛せるバッグとして世界中から支持をえるブランドです。特に得意とするのは一切芯地を使わない三層のレザーを手縫いで仕上げた肉厚のハンドル“ジルハンドル”。今回は、ブランドのことを掘り下げるべく、ブランドのファウンダーである Andrea Bortolotti 氏にお話を伺った。

Q:ブランドの歴史を教えてください。

Andrea(以下A):「1976年に創業したブランドで、当時はCEO、デザイン、販売の全てを1人でやっていました。きっかけは仲間のために作った手作りのベルト。これが好評だったので、もの作りをやってみようと思いました。イタリアのフェラーラという町で始めて、会社の近くを中心に販売を開始しました。」

Q:そこから世界的に人気が出たきっかけは?

A:「バッグや革小物を作りはじめた80年代から有力なセレクトショップで扱ってもらえるようになって。90年代になると世界のトレンドとしてブランド志向のムードが広がったため私たちのような小さな工場ベースのブランドは厳しくなったために、ハイブランドの小物制作の工場としてやっていたのですが、やはり自分のブランドでやりたいと思い、メンズの展示会pittiに申し込んだらすぐにOKをもらえて。そこから少しずつ成長して、現在に至ります。」

Q:ブランドのこだわりを教えてください。

A:「重厚感や男らしさが魅力だと思っています。また、エイジングによる深い味わいも強みにしています。お客さんがバッグを買った時にはまだ命が入っていません。持ってもらい使ってもらうことで命が入り、価値が出てくると思っています。」

Q:今期の特徴を教えてください。

A:「ブランドのアイコン素材 “ローディー” のニューモデルが出ています。また先シーズンから登場した好評の白のバッグ、これも春夏のオススメです。どのアイテムも試行錯誤を幾度も繰り返しながら、素材を実際に触りながら妥協をゆるさず作っています。イタリアの高いデザイン性と職人の技術を感じてもらえたらと思っています。」