お洒落な人に、自分よりも「お洒落だ」と思う人を紹介してもらい、
リレー式に展開をしていくファッション・スナップ連載。
感度の高い人ならではの“モノ選びや着こなし方”などについても
聞いているのでご参考に。
連載6人目に抜擢されたのはスタイリストの梅林さん!
前回の高野さんは「梅林さんの着こなす大人っぽいカジュアルは
素敵すぎます」と、べた褒め。ということで梅林さんに、
最新の大人カジュアルを披露してもらいました!
大学卒業後に外資系アパレルメーカーに就職。その後専門学校で学び、スタイリストアシスタントを経てスタイリストとして独立。現在は『non-no』を始めとする女性ファッション誌で活躍中!
モノトーン&オーバーサイジングで魅せる大人カジュアルを拝見!
「冬シーズンのトレンドを2つ意識したスタイリングに仕上げました。ひとつ目はコーディネートをワントーンでまとめること。グレー、ブラックを使ったモノトーンルックですが、印象が強くなりすぎないよう、いろんな濃度のグレーを重ね合わせて立体的なスタイリングにしてみました。そしてもうひとつは、ビッグサイズのアイテムを取り入れること。元気な色を多用するとヤンチャなイメージに傾きがちですが、落ち着いた色でまとめてワントーンにすることで、大人っぽくもなりますよね。
普段から大人っぽいカジュアルが好きなのですが、足元はスニーカーを溺愛しています。仕事柄歩き回るからヒール靴をはけない…というのはあるのですが、スニーカーは、きれいめにコーディネートされたスタイルのハズしに使えるユーティリティなアイテム。そのためメンズものであってもデザインが気に入れば、躊躇なく取り入れます!」。
コート/トランテアン ソン ドゥ モード
ニットトップス/スナイデル
パンツ/ユナイテッドアローズ
帽子/ノーブランド
ピアス/ハンドメイド
バッグ/ケイト・スペード サタデー
スニーカー/ナイキ
「クールかつカッコいい印象によせたいときは、(1枚目の写真のように)ツバ広ハットをプラス。パンツルックに女性らしさを感じさせたいときは、ハットをかぶらず、髪を自然におろしたりもします」。
「腰まわりに美しいたるみがでるトップスと、スッとして見えるセンタープレスのパンツといった、凝ったディテールのアイテム同士。シンプルな洋服を組み合わせることが多いので、のっぺりしないよう工夫を凝らします」。
「ふらりと立ち寄った雑貨屋さんで見つけました。いろんな洋服に合わせやすいブラックをセレクト!」。
「ラフォーレ原宿に入っている『貴和製作所』でパーツを買って作ったピアスです。自分の手をかけたアイテムって愛着がわくし、大切に扱いたくなるから不思議! コットンパールは、身に着けるだけできれいめに仕上がるから好き」。
「アイシャドウは『エチュードハウス』のものを使いました。アイラインは苦手なので、ブラウン&ゴールド系をグラデーションでのせるだけ。色は肌色とヘアカラーに合うものをチョイスしています」。
「腰まわりについたヒモの両端は、両サイドのポケットにイン。邪魔にならないようにしています」。
「やさしい雰囲気を演出してくれるオフタートル気味のデザインです。『スナイデル』の展示会で一目惚れしました」。
「リラックス感のあるオーバーサイズのニットは、クールなイメージになりすぎないライトグレーをチョイス!」。
「ストレートシルエットのワイドパンツですが、センタープレスがかかっているからきれいに着こなせるのがポイント。なめらかタッチの生地感も◎です」。
「『ナイキ』のミッドカットは、マークがグレーのメンズタイプと、マークが白のレディースタイプがありましたが、落ち着いて見えるメンズのグレーマークを選びました。白のマークもスポーティで可愛かったんですけどね」。
「ショルダーバッグとして使い、両手をあけておくことが多いですね。少し大人っぽい雰囲気によせたいときはハンドバッグとして合わせます」。
「仕事時は大きな荷物をたくさん持ち歩きます。なので自分のものは厳選して小さなバッグに。手帳も機能性を重視してスリムなデザインです。ブランド名は把握していないのですが、同じものを数年リピート買いしています」。
【上段左から】鏡/アナ スイ、ティッシュケース/ビームス、iPod/ハラコのカバーはコーチで、名刺入れ/ケイト・スペード ニューヨーク
【下段左から】タオル/アナ スイ、手帳/ロフトで購入、財布/ケイト・スペード ニューヨーク