今季のバイヤーのとっておき
自分の好みは変えず、いつもとちょっと違う自分を演じる。そんなとき、素材使いや、靴、バッグはいい手立て。サラッと加える品や特別感で、おしゃれをもっと楽しく。
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男らしい革アウターはやはりジャストで着るのが正解。とはいえ、着慣れるまでの我慢がなんとも歯がゆい。その点こちらは、厚みのある柔らかな革を使用。着丈や袖周りを調整し、ハギの位置、アクションプリーツのバランス、身幅の設定にもこだったことで着やすさと見た目の両立を叶えた。
ドイツが誇る世界的バッグブランドのカプセルコレクション、BAICYCLON by bagjackへの別注。ショルダー型とはいえオール黒のナイロン素材はどこか落ち着いた佇まいである。質実剛健を謳う実力派の派生ラインだけに、幅を調整できる底マチや多彩なポケット類など利便性もかなりのもの。
気軽に持てて容量も頼もしく、そのうえ格好がつくバッグほど大人に嬉しいものはない。そんな願望を世界的バッグブランドへの別注で具現化。心強い容量や気の利いたポケット、撥水加工入りの素材があらゆるシーンで味方し、微光沢の高級感漂う見た目は威厳を保つのに十分。
両手の自由を確保するリュックは持っておいて損はないが特有のカジュアルさは考えもの。ただ、ラグジュアリー感がそこはかとなく漂うナイロン謹製のこれなら杞憂に終わる。オールブラックがその端正さをさらに後押しし、抜け目のない機能性にドイツの技巧派の矜持ものぞく。
数多くの名作を生み出してきたadidas。STAN SMITHはその代表格だろう。時代性なども反映させアップデイトを繰り返してきた稀代の名モデルだが、今回はその原点に立ち返りデザインへ落とし込んだ。厚みのあるレザーは密着性と丈夫さを担保し、何より黒を纏った優雅な姿にグッとくる。
CASIOの名作はなにもG-SHOCKだけとは限らない。同社が1978年に発売した初の樹脂ケースモデルといえば、そう、F-100シリーズ。その復刻として登場したのがA100シリーズで、デジタル表示と4つのボタンが懐かしさを誘い、ストップウォッチなど機能面も充実。今回は黒でまとめクールな姿へ。
鎮静効果もシェイプアップもモダン化も期待できる黒小物は頼りになる。シボ感のある上質なイタリアンレザーに白ステッチがなんとも小気味いいこのトートでより実感。ラグジュアリー感をほのめかすバンブーハンドルもキレイを後押しし、着脱自由なショルダーストラップも便利。
ハンドバッグとショルダーバッグの2WAY仕様で、ファスナーポケット付きの仕切りをあしらった二口タイプ。それだけでもすごく便利だけれど、カジュアルにほんのり緊張を生む上品な素材や高級感香る金具パーツ。そしてどのスタイルにも馴染む色味は日常使いにうってつけ。
気品すら漂うレザーの素材感に、さりげなく施されたゴージャスなひねりパーツ。大人っぽい佇まいゆえ加わるクラス感はなにかと好都合。仕切りポケットのついた2口タイプは収納に頼もしく、ストラップをつければショルダーバッグにも。便利ゆえ活躍の場は休日も視野に。
程よくワイドな白パンも、気取りのなさに親近感を覚えるデニムも普段着の強い味方。そこへレディーの空気を運んでくれるTONY BIANCOのミュール。端正なレザーが高級感を誘い、流麗なフォルムとポインテッドトゥは息を呑む美しさ。華奢なピンヒールも相まってほんのり女子力アップ。
力まず、とはいえ気は抜かず。どっちつかずないい塩梅をピンポイントで狙える、JVAMのポインテッドシューズ。マットなレザーの質感は落ち着いた雰囲気で、女性らしいトゥデザインがなんとも魅力的。無駄を削ぎ落とした姿は洗練を湛え、サラッと履ける気楽さも嬉しい。
足元だからこそ個性のプラスαは積極的になれる。例えば、FABIO RUSCONIのこちら。メイン素材はエレガントなレザーも、トゥへあしらったのは黒の艶感が印象的なパテントレザー。周りとの差別化を図りつつ、3.5㎝のローヒールは歩きやすさを担保しつつスタイルアップも叶える。
気楽とルーズ。サンダルならではの表裏一体な特徴も、繊細なレザーストラップにより女らしさ演じたこちらなら、裏の顔を隠しながらセンシャルな空気を足元へ招き入れることができる。歩きやすく、疲れにくいローヒールタイプも、日頃から足を通したくなるポイントに。