スタイリスト
高野麻子さんがつくる
品のある大人の
アウタースタイル

2023 AUTUMN WINTER SPECIAL COLLABORATION WITH STYLIST

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INTRODUCTION

様々なシーンで活躍するスタイリストと
モデルを月替りでお呼びし、
テーマに沿ってナノユニバースのアイテムで
スタイリング提案をしてもらう
3ヶ月連続連載スペシャル
コラボレーション企画、第一弾。

以前とはちょっと違う価値観で目指す理想の自分。
キーとなるのは、あくまで自然な品や色気。
エレガンスを伝える素材、優しさがのぞく色使い、
女性らしさを匂わせるシルエット。
あらゆるメディアで活躍するスタイリストの高野麻子さんが、
“ナノ”の新作アウターを通して
伝えるオンナ磨きのヒント。

STYLIST

高野 麻子Asako Takano

2013年独立。『non-no』『MORE』などの女性誌や『MEN’S NON-NO』など男性誌、ブランドのカタログや広告で活動中。自分自身が着たいと思う等身大のスタイリングを常に意識。ライフスタイルグッズやフードも得意とする為今後は幅を広げて活動予定。

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2023 AUTUMN WINTER SPECIAL COLLABORATION VOL.1

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折り目正しい
ショート丈を
いつもと違う解釈で

素材に上質さが表れ、形もきれいな短丈コートをトラッドな目線で。ジャケット感覚で羽織った一着に、ボウタイブラウスを招き入れきちんと感を作りました。さらに、カジュアルなサロペットを合わせ意図的な隙作りを。そのアンバランスさが“無理なく大人”な自分を演出します。

2023 AUTUMN WINTER SPECIAL COLLABORATION VOL.1

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スポーティな一着の
内からのぞく
女らしさが

素敵を生む

スポーティなアイテムは引き続き注目ですが、選ぶなら機能的ながらデザイン性もあるこんな黒コートを、それ以外は女性らしさを意識したいですね。なので、上質素材が程よくリッチなトップスにウールスカートでグッドガールを装って。さらに、ロングブーツで引き締め全体を整えたいところ。

2023 AUTUMN WINTER SPECIAL COLLABORATION VOL.1

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トータルカラーを意識した
節度と華やぎの
いい塩梅

ノーカラーですっきり着られるショートコートは、なによりふんわりとした素材感がエレガンス。その長所を活かすべく色数は控えめに。トーンを馴染ませたとろみのあるタッチのブラウスなどは格好のアイテムです。さらに、ジャカード織りの柄が楽しいスカートでさりげなく華も添えました。

2023 AUTUMN WINTER SPECIAL COLLABORATION VOL.1

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好感度抜群の
甘い着こなし

に加えた
効果的なスパイス

素材の美しさが際立ち、パターンに特徴のあるコート一着で全体が優しいムードに包まれます。その空気と足並みをそろえ、相乗効果でパッと明るさが増すマルチカラーのドットのワンピースを。甘めが苦手、なんて人はブーツや小物でちょっとしたスパイスを加えコントロールしたいですね。

岩田 絵莉佳 高野 麻子 スペシャル対談

どんどんと広がる、私たちが輝けるシーンや場所。
様々な変化の中で思い描く理想の自分。それを叶えるうえで必要な要素を、
ファッションシーンの最先端で活躍する二人が本音トーク。
あらゆる変化を迎えている今、リアルに考える大人の女性が備えるべき品や色気について、
彼女たちと共に考えます。

― 日常から品は意識されますか?

高野麻子(以下、高野): 仕事時にはやはり意識するかもしれませんね。初めて仕事をご一緒する方と会う場合は、見え方、受け取られ方は大切だと思います。

岩田絵莉佳(以下、岩田): 例えばプライベートでも、普段とは異なるかしこまった場所や格式高いレストランへ行く際には意識しますよね。メイクを変える、髪型を変えるといった手段もありますが、もっとも印象を変えやすいのはやはり服装。いつもはTシャツやデニムの方でも、シャツにスカートを選ぶだけで違うと思います。あとは、夫によく見られたいと思えば必然的に意識しますよね(笑)。

高野: その考え方はすごく素敵ですよね。そういう場合は何を選びます?

岩田: やっぱりスカートを合わせることが多いです。あと、バッグは普段よりちゃんとしたものを選ぶとかですかね。

― 品を意識するうえで選びたいアイテムのポイ
ントは?

高野: 個人的に服の質感は気にします。例えば、シワになりにくいものや上質さが感じられるもの。光沢感やとろみのあるものでも女性らしさは演出できますよね。私自身、最近はそれがより顕著で、コットンはカジュアルさのある身近な素材のひとつじゃないですか。昔は大好きでしたが、今ではあまり選ばなくなってきました。

― いろいろ経験していく中で自分の嗜好性は変わってくもので しょうか?

岩田: 私は変わらない方だと思います。昔からメンズライクのものが大好きで、今でもよく手に取ります。

高野: 私もずっと変わらないと思っていました。年を重ねていく中で似合っていた服が似合わなくなる、とはよく聞きますが、正直理解できなかった。ただ、それが最近はなんとなくわかってきたかもしれません。

― そう思わせられるきっかけがあったのでしょ うか。

高野: スニーカーもデニムもTシャツも大好きでした。でも、スニーカーを最近は全然履かなくなっちゃいましたね。とはいえ、逆に年を重ねていく中で似合ってくる服や着たいと思う服も出てくる。トレンチコートなんて絶対着ないと思っていましたけど、最近はしっくりくるなって思いますから。

岩田: 身に着けていくほどに似合ってくるパターンもありますよね。眼鏡とか帽子は私自身、全然似合わないと昔は思っていたんですけど、ずっと身につけていくうちに私のスタイルとして定着してきた感があります。周りもそれを受け入れてくれるというか。

― 色気についてはいかがですか?

岩田: 私は、色気と言われてもどうもピンとこなくて。もちろん、色気のある女性は羨ましいなとは思いますよ。そういう女性には同性も惹かれることは事実です。ただ、自分らしさが軸にあって、そこへプラスαで女性らしさという部分があればいいのかなって個人的には思います。

高野: たしかに、色気というより女性らしさと捉えた方がしっくりくるかもしれませんよね。今回のスタイリングでもそのニュアンスに近いかもしれません。清楚、優しさ、美しさ、余裕といった部分をさりげなくどう表現するか。その意味では、色を重ねすぎない、メリハリをつけすぎないといったところは意識したいかもしれませんね。

岩田: よく、ひとつのコーディネートつき3色までって言われますよね?

高野: 確かにそれぐらいがベストかもしれませんね。それ以上だとガチャガチャして見えますから。やはりこれからの時期はベージュやアイボリーといったしっとりとした色味に頼りたい。あと、今季のド本命はグレーともいわれていますので合わせて注目するのもいいかもしれません。加えて、足元やバッグなどの小物。着こなしのいいバランサー役になってくれるので有効活用したいですよね。

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