洗濯機で100回まわしても劣化しないという、小松マテーレ社きっての撥水素材で仕上げたアノラックなら急な雨だろうと気にせず着られる。それ以上に、スーツと合わせてもハマるシックなデザインがいい。同生地で仕上げたパンツとのセットアップなら休日着に悩む必要もなくなる。

一般的なシャツとは明らかに一線を画す、胸元を大胆に見せたスキッパー型。クセの強さに身構えそうになるも、馴染みのあるポプリン生地がその距離を縮める。ゆえにドレスライクなワイドパンツを添えればこんなにも上品に。胸元が気になるなら白Tを挟めばイヤらしく見えない。

細糸の上質なウールを贅沢に使用したエレガントな佇まい。とはいえ、いざ袖を通せば軽やかでシワに強く特殊加工により水洗いも可能ときている。イタリアの老舗生地屋の底力を存分に感じさせるシャツブルゾンとイージーパンツは、セットアップなら更なる相乗効果が見込めそう。

ドライタッチのニットは春先大いに味方する。しかもこれはスキッパー襟が開放的で、カラーボーダーに気持ちも軽やかになる。その長所を生かすなら、細番手のナイロン糸を使ったキックバックに優れる一本がいい。ハイゲージかつ美脚シルエットがラクと端正の両取りも叶える。

ビジネスシーンにおいて、ここぞの時にオーソドックスなスーツは頼りになる。とはいえ堅苦しいのは避けたい。そんな本音を汲んだリラックス感たっぷりのジャケット＆パンツ。足並みを揃えるなら、名門の生地を使いつつ襟型をバンドカラーに仕立てたシャツがちょうどいい。

ベースカラーが色味を抑えた淡いカラーだと柄シャツも派手に見えずすんなり向き合える。ハリのあるタイプライター生地はタックインの着こなしに好都合で、極め付けはキリッとしたスラックスに程よく抜け感を出せる革サンダル。これなら柄シャツも気張らず気取らず袖を通せる。