NANO UNIVERSE

JOURNEY CLUB #3

at Setagayadaita ~ Shimokitazawa

都市部に位置しながら流れる時間はゆるやか。
そんな場所だからこそ、自分時間を思い思いに。

Running and walking filled with small discoveries and great exhilaration

PARKSTOCK

3/機能性だけにとどまらない。 さりげないセンスがラン&散歩のいいモチベーションに

- ランも散歩も後押ししてくれるセットアップ

 下北沢駅が隣駅で渋谷駅までは10分ほど。ただ、そう思えないほどまったりとした空気が世田谷代田駅周辺には流れている。大通りから一歩裏へ入ると閑静な住宅地が広がり、以前は“環状七号線とラーメンの街”なんて呼ばれていたみたいだけど、いえいえなんの。個性的なカフェやギャラリー、雑貨屋が徐々に街を彩り始め、今後、都心の住みたい街ランキングの上位に食い込んでくるのではと勝手に想像している。
なにより、ランニングに最適なコースが複数あるのは個人的に嬉しい。北沢川緑道は歩行者専用レーンがあって安全だし、“環七”を境に駅の逆側へ行けば足に優しい土系舗装のようなコースのある羽根木公園もある。なんならお隣の下北沢駅まで足を伸ばしたっていい。コースはいろいろ考えられるけど、着る物は決まってこのセットアップだ。

PARK STOCK プルオーバー ¥4,400 inc.tax more
PARK STOCK インナー ¥11,000 inc.tax more
PARK STOCK パンツ ¥7,700 inc.tax more
PARK STOCK キャップ ¥5,500 inc.tax more
CARRY STOCK ボトル ¥2,640 inc.tax more
- スポーツウェアとしても街着としても有能

 フードや熱々のコーヒーも入れておけるこの洒落たボトルと共に、いざ、本日の目的地へ。心なしか汗ばむタイミングが早まってきた今日この頃。そんな変化からも、春のその先を考えずにはいられない。ゆえに、足へまとわりついてしまう長丈より最近はもっぱらハーフパンツ。こいつはストレッチが効いていて、スリットのようなサイドのデザインにより足の運びもスムーズ。気軽に洗えるのもこの手のアイテムでは欠かせないポイントだろう。

しかも、撥水加工が施された水陸両用ゆえ、夏の海でもきっと活躍してくれるに違いない。ただ、機能面もさることながら、僕としてはアウトドアテイストをほんのり香らせたデザインも気に入っている。バックヨークに沿って入れたポケットや控えめなロゴ刺繍によるミニマルさは街着としても申し分ない。同じ生地を使用したアノラックとセットアップで合わせれば、走っている最中に気になった雑貨屋やカフェへだってすんなり入れる。

- 有能な裏方が気持ちいいランを支える。

 ふんわりとしたシルエットがリラックス感たっぷりで、高密度に織り上げた生地のハリやコシによりキリッとした表情へ。いいことづくめなセットアップだけど、実はもうひとつ、嬉しい利点がある。それは弾力性があるためくしゃくしゃに丸めてバックへ入れても、ウエストに巻いてもシワになりにくいってこと。だから、途中で脱ぐことだってよくある。

そのインナーにはこのラッシュガード。ノースリーブ型で動きやすく、水陸無関係で活躍する優れもの。しかも、タイトネックが引き締まった印象を与える。これだけ走ってもまだ余裕でいられるのは、なにもノースリーブだけのせいではない。脱着可能なサンシェードで後頭部をガードしてくれるキャップも大いに味方する。特許も取得している三層構造で、体感温度がマイナス10℃という触れ込みはどうやらオーバーではなさそうだ。そうこうしているうちにゴールとなる目印が視界に。今日はなんだかいいテンポで走れた気がする。充実を胸に僕はさらに足の回転数を上げた。

Inspiration brought by the nostalgia of Shimokitazawa

HOMESTOCK

3/自宅からワンマイル圏内をシームレスで繋ぐルームウェア

- いい一日のスタートを切るために欠かせないルーティーン

 気持ちにも時間にも余裕ができ一日をスムーズに始められるから、朝は早く起きるようにしている。聞けば、夜に比べて快楽物質のドーパミンの分泌量が増えるらしく気持ちがポジティブになれるのだとか。また、脳が冴え勉強や仕事がはかどるため“脳のゴールデンタイム”とも呼ばれているらしい。「早起きは三文の徳」というけれど、僕の経験上、三文以上の恩恵は得てきたと自負する。

欠伸と伸びを繰り返しながらソファーに腰を下ろし、天井を見上げながら今日のスケジュールを頭の中で埋めていく。やらなければいけないこと、やりたいこと、早めにやっておくべきことが頭の中で整理されていくにつれ、脳が冴えてポジティブになれるのはどうやら本当だと実感する。今日一日の行動を頭の中で反芻させクローゼットの前に立つ。

HOME STOCK スウェット ¥8,800 inc.tax more
HOME STOCK Tシャツ ¥7,700 inc.tax more
HOME STOCK パンツ ¥9,900 inc.tax more
- 気持ちいいだけじゃないってところがまた嬉しい

 整然と並んだ服に目を泳がせつつ、ここ最近の目覚めの良さはもしかするとルームウェアを変えたせいかもしれないとふと思った。例えばこのスウェットパンツだ。ふっくらとした裏毛が肌に触れるたび有無も言われぬ気持ち良さに包まれる。心底リラックスを目論見たい部屋の中。そこで着るものとしてはまさに自分史上最高だ。

しかも、ゆとりのあるシルエットは脚の自由を担保し、手洗い可能で耐久性も十分ときている。繊維自体に弾力があり、洗濯後の変形が少ないのも強みだ。さらに、植物性素材であるトウモロコシの糖分を原料としているため環境に優しいのも心の安らぎにひと役買っていると思う。とはいえ、一般的なルームウェアとして括れないところに実は最大の魅力があるのかもしれない。幅広い着こなしにマッチし、裾のスピンドルを絞ることでスニーカーと合わせた時に絶妙なバランスをキープしてくれる。ロゴを走らせたウエストラインの切り替えもワンポイントとしてうってつけだ。

- 気持ちいい朝にコミットするバイプレーヤー

 もちろんその特徴は、合わせて着ているこちらのスウェットシャツにもいえること。ハーフジップってところがミソで、胸元からインナーをのぞかせるだけでも雰囲気が変わる。例えば、ガーメントダイのいい味が出たコットンヘンプのカットソーなら嫌味なくこなれ感を演出できるだろう。ある程度今日の予定が決まったところで、早速行動開始。まずは手始めにコーヒーを淹れる。

実は家の近くにコーヒー豆専門店がオープンした時からハマっている。特に、グアテマラは果物を思わせるフレッシュな酸味と甘い香り、豊かなコクが最高だ。至極の一杯で頭をよりスッキリさせ、寝起きでカサカサの手にハンドクリームを。植物由来の成分により徐々に肌へ潤いが戻ってくるのが分かる。なにより、甘い香りにウッディかつ爽やかなシトラスの香りが特徴的なネロリがさらなるリラックス感を届けてくれる。もはや恒例となった“朝の儀式”を済ませ、期待に胸を膨らませ僕は颯爽と家を飛び出した。

NANO UNIVERSE

JOURNEY CLUB #3

at Setagayadaita ~ Shimokitazawa

都市部に位置しながら流れる時間はゆるやか。
そんな場所だからこそ、自分時間を思い思いに。

Cast Kou / Takahiro Nakayama / Creative Director B / Photographer imim_mr / Director Waka Koide / Styling Naoto Furuyama / Ryohei Murakami / Hair and Makeup STORM / Casting Masaki Hori / Production Manager Q /

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