NANO UNIVERSE

JOURNEY CLUB #1

at Shimokitazawa ~ Setagayadaita

再開発により生まれ変わった下北沢〜世田谷代田で、
新鮮な風と親しみやすい空気に包まれて…。

“travel” style of walk in the city as usual.

HOMESTOCK

1/下北沢に想う、刺激と親しみのいい塩梅

- 春うららな季節に寄り添える一着を

 うららかな春の陽射しは、長かった冬の終焉を告げると共にあれだけ重かった腰をいとも簡単に持ち上げる力がある。気になっていたあの街へ行ってみようとさえ思えるのだ。そんな時は、周りから後ろ指を指されないぐらいには格好がつき、それでいて気軽に手に取れる一着があると便利。堅苦しいジャケットなんてもってのほか。とはいえ、このクラブジャケットはひと味違う。

見た目はラペル付きのいわゆるテーラードジャケット。一般的にはブラブラ散歩する日に袖を通すモノではないのだけれど、見た目に反してサイズ感はおおらかでそのリラックス感はどこかルームウェアのよう。それでいて、伸び縮みする生地が動きに自由をくれる。今日という日にはおあつらえ向きだ。

JACKET HOME STOCK クラブテーラードジャケット¥14,300 inc.tax more INNER HOME STOCK リネンリラックスニット¥8,250 inc.tax coming soon PANTS HOME STOCK SORONA裏毛2WAYスウェットパンツ¥9,900 inc.tax more BAG CARRY STOCK KIT&BAG トートバッグ¥9,900 inc.tax more ACCESSORY CARRYSTOCKKIT&BAG ラウンドメタルアイウエア¥9,900 inc.tax coming soon
- 高まる期待は改札を抜けてより鮮明に

 改札を抜けると、目に飛び込んできた新たな風景に脳内のアップデイトが追いつかない。しかも、深い地下のホームから長いエスカレーターを登ってきたからか、さらにエフェクトがかかっているようだ。しかし、行き交う人々の群れに見る雑多な空気にちょっとした安堵感も覚える。そして、肌に感じる温かさからインナーに軽やかなコットンニットを選んで正解だったことを実感する。

パンツはゆとりのあるスウェットパンツ。ストレスなく動けて、ベージュのチノパン然とした見た目はジャケットとウマが合う。なにより裏毛の感触がまた心地いい。裾のスピンドルを締めればシルエットに変化が生まれスニーカーもより引き立つのだけれど、今日のところは開放感を重視しよう。周りをゆっくりと見渡し、おもむろにトートバッグの中から相棒を取り出す。年季は入っているが、空間を切り取った時の表現力はトップクラスだと僕は確信している。

- 事も無げに立ち寄った古本屋で出会った一冊に心が揺れる

 広場ではちょっとしたフリーマーケットが催され、ひとたび街に足を踏み入れればモダンなカフェに純喫茶、国際色に富むバルがあるかと思えば大衆酒場も。新進気鋭のセレクトショップに古めかしい古着屋まで。やっぱりこの街はいつ来ても飽きさせない魅力がある。そんな中、ひっそりと佇む古本屋に目をとめた。

外に出ている棚にぎっしりと並んだ本の数々。その群れの中から鮮やかな背表紙の一冊を手に取る。それは、1960〜70年代に人々を魅了した日本のアートや建築について語っていた。大阪万博の象徴でも知られる太陽の塔のページにきて、「そういえば、もう来年か」と物思いにふける。好奇心に背中を押され店内へ入ると、そこには国内外の歴史やカルチャー、アートの本、純文学まで揃う。思いのままに本を小脇に抱え、気づけばその数は 10 冊にものぼっていた。それでも気にならないのは、使い勝手のいいサイズ感のバッグのおかげ。

“travel” style of cycling in the city as usual.

PARKSTOCK

1/風を切りながら感じる下北沢の喧騒と穏やかさ

- 優しい陽の光と柔らかな風に背中を押されて…

 行動のムシが疼き始めるのは、やはり春の陽気のせいなのだろう。長らくコートやブルゾンのポケットに両手を突っ込み、体を丸めながら歩いていたわけだからそれも当然といえば当然か。となれば、せっかく空いた両の手を活かさない手はない。てなわけで、自慢の愛車に跨ってみる。この感触は数ヶ月ぶりだ。昂る気持ちに自然と漕ぐペダルにも力がこもる。

袖を通したのは、動きやすさを重視したトラックジャケット。ゆったりとしたサイズ感は自転車移動にはうってつけで、スポーツシーンでも通用しそうな軽快さはあらゆる自由を約束してくれる。動きやすさとフィット感を両立させる、肩に施されたダーツも密かなこだわりだ。

JACKET PARK STOCK トラックジャケット¥12,100 inc.tax more INNER PARK STOCK ベーシックロングスリーブTシャツ¥6,600 inc.tax more PANTS PARK STOCK トラックパンツ¥11,000 inc.tax more BAG CARRY STOCK KIT&BAG2WAY¥7,700 inc.tax more ACCESSORY PARK STOCK スマホショルダーストラップ¥3,850 inc.tax more
- 知らなかったお店との出会いも特権といえるかも

 綺麗に舗装された石畳の上を走り、徐々に街から発せられる活気にあてられ心が高揚していく。その道すがら、気になる古着屋を目にした。このトラックジャケットのいいところは、スポーツウェアでありながらシティウェアとしての機能もまっとうしてくれるところ。気になったお店にすかさず、気兼ねなく入れるからいい。

店先のショーウィンドウには、気になる古着やアンティーク雑貨が目白押しだ。当然、そのパッションを受け止めてくれるだけの準備もすでに整えてある。リュックにもトートにもなるこのバッグは、軽量なうえに耐久性があり、撥水性十分。そのため急な雨に気落ちすることもない。だから、今日のようにフラッと自転車で走り回る時でも、旅先のサブバッグとしても実に頼もしい。そして、やはり俺の直感は当たっていた。さっそく気に入った服や小物を買い物カゴへ入れレジへと向かう。

- 親しみのある世田谷代田の空気がさらに口元を緩ませる

 まったりとした気持ちにさせるちょうどいい気温と、欲しかったものを手に入れた興奮。肌を撫でる柔らかくも心地いい風が、そんな気持ちに拍車をかける。これなら、悪路でも段差のあるところでも、いつもは気が滅入る登り坂だろうが走破できそうな気になってくる。とはいえ、それはなにも気分だけのせいではない。

トラックジャケットとセットアップで穿いているパンツも理由のひとつ。こいつもまた、ストレスを感じさせないユルめのシルエットで、着心地だってすこぶる軽やか。サイドラインやエンブレムのシリコンワッペンにスポーティーさが滲むけれど、今の旬な着こなしにハマるポテンシャルを秘める。ウエストのスピンドルや裾のドットボタンでフィット感が調整でき、シワになりにくいのも好都合。この開放感が心のウキウキにひと役買っているんだ。

NANO UNIVERSE

JOURNEY CLUB #1

at Shimokitazawa ~ Setagayadaita

再開発により生まれ変わった下北沢〜世田谷代田で、
新鮮な風と親しみやすい空気に包まれて…。

Cast kou / Takahiro nakayama / Creative Director B / Photographer imim_mr / Director waka koide / Styling Naoto Furuyama / Takashi Murakami / Hair and Makeup STORM / Casting masaki hori / Production Manager Q /

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