“travel” style of walk in the city as usual.
HOMESTOCK
1/下北沢に想う、刺激と親しみのいい塩梅
- 春うららな季節に寄り添える一着を
うららかな春の陽射しは、長かった冬の終焉を告げると共にあれだけ重かった腰をいとも簡単に持ち上げる力がある。気になっていたあの街へ行ってみようとさえ思えるのだ。そんな時は、周りから後ろ指を指されないぐらいには格好がつき、それでいて気軽に手に取れる一着があると便利。堅苦しいジャケットなんてもってのほか。とはいえ、このクラブジャケットはひと味違う。
見た目はラペル付きのいわゆるテーラードジャケット。一般的にはブラブラ散歩する日に袖を通すモノではないのだけれど、見た目に反してサイズ感はおおらかでそのリラックス感はどこかルームウェアのよう。それでいて、伸び縮みする生地が動きに自由をくれる。今日という日にはおあつらえ向きだ。
“travel” style of cycling in the city as usual.
PARKSTOCK
1/風を切りながら感じる下北沢の喧騒と穏やかさ
- 優しい陽の光と柔らかな風に背中を押されて…
行動のムシが疼き始めるのは、やはり春の陽気のせいなのだろう。長らくコートやブルゾンのポケットに両手を突っ込み、体を丸めながら歩いていたわけだからそれも当然といえば当然か。となれば、せっかく空いた両の手を活かさない手はない。てなわけで、自慢の愛車に跨ってみる。この感触は数ヶ月ぶりだ。昂る気持ちに自然と漕ぐペダルにも力がこもる。
袖を通したのは、動きやすさを重視したトラックジャケット。ゆったりとしたサイズ感は自転車移動にはうってつけで、スポーツシーンでも通用しそうな軽快さはあらゆる自由を約束してくれる。動きやすさとフィット感を両立させる、肩に施されたダーツも密かなこだわりだ。