
人、仕事、そして服。
ワークを再構築してアイテムをデザインしている<LB.02 ビブリオグラフィー>の新作を、さまざまな業界の第一線で活躍する4人が身に纏った。着心地や素直な感想、仕事への姿勢から普段の服選びまで、それぞれの視点を探る。
Photos: Yuto Kudo
Edit: Ayako Tada, Rhino inc

Kyoko
ヘアメイクアップアーティスト
雑誌や広告、女優やアーティストなどのヘアメイクを中心に幅広く活躍中。
Instagram:@kyontokio

Kyoko / ヘアメイクアップアーティスト
Kyoko / Hair & Make-up Artist
- - ジャンプスーツを着こなしてらっしゃいますね。
- 元々好きなんですよ、ジャンプスーツ。でもなかなか“コレ”ってものには出会えなくて。今日着ているものはシワになりにくそうな素材だから、撮影現場でも気にせずガシガシ着られそうです。一枚で着てもレイヤードしてもハマりそうですしね。
- - 仕事中はどんな服装が多いのでしょうか?
- 黒い服ばかり着ていたのですが、年齢を重ねるにつれて、テンションの上がる服を選ぶようになりました。働く上でのモチベーションのひとつですね。現場に合わせてその日のコーディネートを考えるのって、とても楽しいんですよ!
- - この春夏に着たい服は?
- 明るい色のシャツやブラウスですね。レイヤード無しで1枚でサマになるような。あとはデニム好きでかなりの本数を持っているのですが、今の気分は俄然ハイライズ。インディゴブルーの濃いめの色を穿きたいですね。
Kyoko
ヘアメイクアップアーティスト
雑誌や広告、女優やアーティストなどのヘアメイクを中心に幅広く活躍中。
Instagram:@kyontokio

山口香織
フローリスト
2016年に「VEIN」を千駄ヶ谷にオープンし、今は移転準備中。
現在はオンラインメインで生花を取り扱う。展示会の装飾や店舗のディスプレイなども手がける。
Instagram:@veintokyo

山口香織 / 「VEIN」フローリスト
Kaori Yamaguchi / “VEIN” Florist
- - 働く上での服選びのポイントは?
- 動きやすさです。タイト目なものはあまり選ばず、ゆったりしたものを選ぶようにしています。手元を動かすことが多い仕事なので、袖がもたついていない、スッキリとしたシャツなんかが好きですね。下はパンツスタイルが多いです。
- - 今日はワンピースですが、いかがですか?
- 普段と違ってドキドキしましたが、新鮮な感じで良かったです。胸元が大きく開いているので、インナーで色々と変化を楽しめそうですね。今日のインナーはピタッとしているのに風通しが良くて、仕事着としてもいいなって思いました。
- - カバーオールの着心地はどうでしたか?
- 夕方に冷え込みがちな今の時期にちょうど良いですね。デニムジャケットって難しいのかなと思っていたんですが、この形のジャケットなら他のアイテムとも合わせやすそうです。袖のもたつきもないので、仕事着としてもアリだなと思いました。
山口香織
フローリスト
2016年に「VEIN」を千駄ヶ谷にオープンし、今は移転準備中。
現在はオンラインメインで生花を取り扱う。展示会の装飾や店舗のディスプレイなども手がける。
Instagram:@veintokyo

梨本威温
振付師
ミュージックビデオ、CM、ライブなど、その活動は多岐に渡る。
東京パラリンピックの開会式と閉会式では振り付けチームに参加するなど、さらに活躍の場を広げている。
Instagram:@nashitake

梨本威温 / 振付師
Takeatsu Nashimoto / Choreographer
- - 今日の服、いかがでしたか?
- ゆったりとしているから、着ていてとても楽でした。ジャケットは一見タイトなのかなと思ったんですが、背中が広めでアームホールも大きめだったから、リラックス感がありましたね。着ている感じはリラックス、見た目はドレッシー、そんな印象を受けました。
- - 普段はどんなスタイリングが多いのでしょうか?
- 上下どちらかがゆったり、どちらかがタイト、そんなバランスで普段から洋服選びをしています。動くことを生業としているので、着用時のリラックス感・動きやすさは、服選びにおいて欠かせないポイントです。
- - 仕事とプライベートで服を変えますか?
- 割と普段着のままってことが多いんですよ。靴だけ変えてね。だからこそ、常にリラックス感は大事にしていて、すぐに踊れるってことが僕にとっては最重要。踊るともちろん汗をかくんですが、このデニムのセットアップは洗濯してもクタっとせずに、綺麗なシルエットを保ちながら自分に馴染んでいきそうですね。
梨本威温
振付師
ミュージックビデオ、CM、ライブなど、その活動は多岐に渡る。
東京パラリンピックの開会式と閉会式では振り付けチームに参加するなど、さらに活躍の場を広げている。
Instagram:@nashitake

松澤肇
シェフ
世田谷区深沢のビストロ「arc」にて手腕を振るう。
他にもイベント・撮影時のケータリングや、ご自宅に伺ってコース料理を振る舞う出張シェフとしての一面も持つ。
Instagram:@hajimematsuzawa_chef

松澤肇 / シェフ
Hajime Matsuzawa / Chef
- - コーチシャツがとてもお似合いでした。
- 照れます(笑)。普段からシャツを着ることが多くて、厨房にいる時は必ずシャツなんです。火を扱うので、薄手のシャツを腕まくりして働いています。動きやすさは絶対条件なので、今日着たシャツのように、ゆったりとした服はありがたいですね。
- - 仕事着としてのシャツ選びに基準はありますか?
- 実はあえてキチっとし過ぎないようにしてるんです。お客様も身構えちゃうじゃないですか? なるべくカジュアルにお店を利用していただきたいので、どこかポップでカジュアルであることは、仕事着を選ぶ上で重要です。このシャツはシワ加工が施されていて、シャツでありながら柔らかい印象なので、とても良いなと思いました。
- - 太めのパンツはあまり穿かないと伺いました。
- そうなんです。自分にはハードルが高いなと思って敬遠してたんですが、今日でそのイメージも払拭されました。こんなに穿きやすくて、シャツとの相性も抜群なんですね。お店でも問題なく着られそうなので、今後は躊躇わずに着たいです。
松澤肇
シェフ
世田谷区深沢のビストロ「arc」にて手腕を振るう。
他にもイベント・撮影時のケータリングや、ご自宅に伺ってコース料理を振る舞う出張シェフとしての一面も持つ。
Instagram:@hajimematsuzawa_chef