業界人が語る 「本当に着たい夏の服」。
夏本番に備えて、おしゃれを愛する業界人4名に心惹かれるアイテムを聞いてみました。それぞれの夏のプランや、着用シーンにもフォーカス。お気に入りの服で、楽しい夏を迎えよう。
Photos: Ayumu Yoshida
Edit: Ayako Tada, Rhino inc.
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田中遥
フリーPR
Yo Tanaka / Freelance PR
1991年生まれ。大手セレクトショップのブランドプレスを経て、今年からフリーランスPRに。様々なブランドやプロダクトの販促戦略のプランニング、ビジュアルディレクション、SNS運用コンサルなど、多岐に渡って活躍。
Instagram @yotanaka1109
最近は自宅で仕事をしてちょっと近くで外食、という過ごし方が増えてきて、オンオフ兼用で着用できるアイテムのありがたみを感じています。このパンツはパジャマパンツならではのリラックス感はそのままに、張り感のある素材と印象的な色と柄で、オンオフ兼用するにはもってこいの1本。夏にかけてシンプルな装いが多くなる時期です。コーディネートが華やぐカラーパンツや柄パンツはやっぱり重宝しますね。シンプルな白Tや白シャツを合わせるだけでも十分成立するし、あえてジャケットにネクタイといった、トラッドなスタイルのハズしとして取り入れるのも素敵だと思います。大人の日常着として外せない1本なのではないでしょうか。
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髙橋義明
モデル・アーティスト
Yoshiaki Takahashi / Model・Artist
1989年、愛知県出身。大学で建築を学び、現在はファッション雑誌や広告にてモデル活動を行うかたわら、アーティストとして作品を制作する。そのマルチな才能で活動の幅を次々と増やし、各界から注目を集めている。
古着が好きで、ついつい色ものや柄ものに手を出してしまいがち。今更ながら白シャツを持っていないことに気付きました。このシャツは特殊起毛で普段着ている古着との相性も良さそうだし、背中に入ったアクションプリーツも選んだ理由の1つです。太めのスラックスやデニムなんかは絶対合いますよね。例年、夏は日没後に外出することが多かったんですが、今年の夏は白シャツを着てギラギラの太陽を楽しみたいと思います。バイクで海沿いを走って、浜辺でBBQ……。この白シャツを見ていると、そんな夏の妄想が膨らんできます。そういえばクローゼットで眠っている赤いスラックス、久しぶりに引っ張り出してみようかな。
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小牟田亮
HOUYHNHNM編集長
Ryo Komuta /
Editor in chief of HOUYHNHNM
1977年生まれ。ファッション、カルチャー、ライフスタイルをヒップな目線で届けるWEBマガジン「HOUYHNHNM（フイナム）」の編集長として、コンテンツ制作の陣頭指揮を執る。鎌倉在住。サーフィンはやるやると言いながら早7年が経過。
Instagram @com0728
この夏は沖縄へ行こうと思っているのですが、現地で着たくなる、海風薫る場所が似合うようなTシャツを見つけました。ロゴものやグラフィックものではない、1枚で着られる半袖Tシャツはいつでも探しているのですが、このパイルTシャツはとにかく表地・裏地の質感が素敵で、快適さを突き詰めたオトナの1着という印象です。ベルトレスのゆるっとしたフォルムのパンツに足元はサンダルで、楽ちんだけどだらしなくならないように着こなしたいです。リブランディングを行い、より一層質の高いデイリーウェアを展開されているナノ・ユニバースには、今また注目しています。
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岡田哲哉
グローブスペックス 代表
Tetsuya Okada /
GLOBE SPECS Representative
1959年生まれ、広島県出身。都銀に勤めた後、大手眼鏡販売会社を経て、1998年に東京・渋谷に「グローブスペックス」をオープン。業界きっての趣味人としても知られ、そのライフスタイルは様々な方面から厚く支持され続けている。
Instagram @tetsuya_globespecs
レトロな風合いやビンテージ感を纏ったものが好みなので、計らずもそんなアイテムがクローゼットにはたくさんあります。特にマドラスチェックのジャケットは昔から好きで、この配色が印象的なカーディガンジャケットにも自然と目を奪われました。チノパンやビンテージのミリタリーパンツと合わせて、無骨なんだけどどこかゴージャスな、そんな着こなしをしたいですね。定期的に京都に足を運んで自分のお店に立っているのですが、その時に着用するのももちろんいいですし、そのまま京料理を嗜む際にもふさわしい1着。長く着ていても疲れない、ソフトで滑らかなタッチも嬉しいポイントです。