GB SKINS × BEDWIN & THE HEARTBREAKERS
Capsule Collection

ファッション業界の第一線で活躍するスタイリストでありながら、自身のブランドGB SKINSを手掛ける馬場圭介氏と
BEDWIN & THE HEARTBREAKERSのデザイナーとして知られる渡辺真史氏。
一見、共通の繋がりが見受けられない二人が、この度nano・universeのサポートを受けて両者初となるカプセルコレクションを発表した。
それに際し、これまでに明かにされることのなかった二人の出会いや本コレクションの魅力など、様々な視点から話を訊いた。

「本当に今と変わらないスタイルだった」

― まずお二人の馴れ初めからお話を聞かせてください。

馬場:覚えてないなぁ。

渡辺:本当ですか? 僕は鮮明に覚えています(笑)。

馬場:(渡辺さんが)高校生の頃だよね?

渡辺:そうですね。もう20年以上も前ですね。僕はその当時、美術の学校に受験をするために夜遅くまでに家で絵を描いたり、勉強をしていたんです。そしてある日も遅くまで部屋で勉強をしていたら、玄関からドタドタと大きな物音がして、びっくりして部屋を出たら、そこに泥酔した姉を担いだ馬場さんがいらっしゃったんです。衝撃的な出会いでした(笑)。ただ、それは僕の姉が夜頻繁に遊びにいく人だったんですが、その晩に泥酔してしまったところを介抱してくれて、家まで送り届けてくれたんですよね。

馬場:あぁ、なんとなく思い出してきたな(笑)。

渡辺:今も不良な大人のイメージがある馬場さんなんですが、当時は確か30代で頭はモヒカンだったと思います。そんな馬場さんが深夜の3時とか4時に僕の姉を担いで現れたので、僕も忘れたくても忘れられないですよね(笑)。

馬場:お姉ちゃんがすごい飲んじゃったんだよね。タクシーで寝ちゃって、さらには病院で点滴を打つのに付き添ったんだから。

渡辺:そうでしたね(笑)。だから僕からしたら、見た目は怖い不良な人なんですけど、中身は面倒見の良いお兄ちゃんのような存在でもあったんです。そういえば、当時からオリーブカラーのMA-1にピタピタの細いデニムを履いて、足元はドクターマーチンでしたね。本当に今と変わらないスタイルだったんですよね。

馬場:そうだね。マーチンはずっと履いてるからね。

渡辺:それから何度もそうしたことがあって、徐々に馬場さんのことを姉経由で知っていくんですけど、その実態がつかめなかったんですよね。スタイリストという職業はなんとなく知っていましたし、当時は小泉今日子さんの衣装などを担当されていたので、すごい人なんだなとは思っていたんですけど、その風貌からなのか、やっぱり得体が知れなかったんですよね。だけどインパクトはとても強かったので、鮮烈な記憶として今も残っているんです。

「どことやろうかなってなった時に、BEDWINいいんじゃないかなって」

― そこから渡辺さんはご自身のブランドをスタートさせるわけですが、同じファッション業界で活動していく中で、その後の接点などはあったのですか?

渡辺:直接的に例えば協業するとかコラボレーションをするみたいなことは今まではなかったですね。僕からしたら大先輩ですし、恐れ多くてできなかったですね。もちろん海外のブランドさんなどとコラボする機会は今までに何度かあったんですが、僕らは細々とやっているブランドでもあったので、そこまで大きく展開などはしていなかったんです。でも最近になった自然な形で少しづつそうしたコラボレーションとかもやっていきたいなと思っていたタイミングで馬場さんから今回のお話をいただけたんですよね。

馬場:どことやろうかなってなった時に、BEDWINいいんじゃないかなって。直感的になんとなく思ったんだよね。はじめはそれくらい軽い感じでしたね。正直人のブランドにはあまり興味がなくて、そこまで深くは考えないんだけど、ちゃんとやってるブランドだなぁとは思っていましたね。

「自分が着たいか、着たくないか」

― 実際にはどういった流れで今回のコラボレーションは進行していったのでしょうか?

馬場:僕のブランドは比較的、イギリスだったり、ロンドン的なカルチャーを背景にしていたので、ベベ(渡辺さんの愛称)とかが少しイギリスっぽいものを作ったらどうなるのかなとは思ったんですよね。でもシーズン的には春夏だったので、秋冬に比べて個性を出すのが難しかったため、どうしようかって相談しながら進めていった感じですかね。

渡辺:そうですね。僕から見てGBってブランドはとても個性的で、独特な世界観を持っていて、デザイナーの馬場さんのビジョンやイメージもはっきりとしているなと思っていたので、正直コラボレーションとなると難しい部分もあったんですよね。それは互いの世界観をどうバランスよく混在させていくかという点で。そんな時に閃いたのが、やっぱり馬場さんと初めて出会った時の服装だったんですよね。その時のイメージに残っている馬場さんの雰囲気そのものを僕のブランドのフィルターを通して表現できたらいいなと思ったんですよね。そうなった時にプリントモノをやってみたいなと思ったんですよね。GBってブランド自体、やっぱり馬場さんの存在もあって、パンクなアティテュードを持っていたので、そこを上手く表現できたらなとは思いましたね。やっぱりそうした部分に僕自身も惹かれるものがあるので。今回のコラボレーションを通して、幾つになっても変わらない反骨精神のようなものを感じてもらえたら嬉しいですね。

― コラボレーションを行う上で大切なことはなんですか?

渡辺:やっぱりコラボレーションは相手のことをきちんと知らないと良いものにならないですからね。僕はそういった出会いもあって一方的にも知っていたし、クラブなんかでも声をかけてもらったりして、目にする機会が多かったし、かわいがってももらっていたので、最初はコラボレーションが難しいかなと思ったんですけど、いざ始めたら意外とスムーズにお互いが納得のいく形で進めることができたんですよね。

馬場:僕はそんなこだわりはないんですよね。あるとすれば自分が着たいか、着たくないか。洋服はモデルとかじゃなくて、自分が着るかどうかの問題だからね。だって自分が着たくない服は作りたくないじゃないですか。そこだけかな。

「コラボをしたというトピックスと、そこから生まれたアイデアが一番の見所」

― 次に今回のアイテムラインナップについてお聞かせください。Tシャツ以外にもオープンカラーのシャツやブルゾンなどもあるんですね。そういったアイテムの選定などはどうされたんですか?

馬場:基本的には僕の方で、こんな感じ!ってイメージを伝えてあとは丸投げだよね(笑)。

渡辺:そうですね。でもその中でこんなアイテムが良いかもとかって話も聞きながら、自分たちなりに昇華させていった感じですかね。

ー 今回のコレクションアイテムの魅力はどんなとこでしょう? また実際にどんな風に着こなして欲しいか、スタイリングのイメージなどはありますか?

馬場:まぁ着こなしは、僕はいつもデニムにドクターマーチンだから、それ以外は特に提案はないですかね。

渡辺:僕ももちろんドクターマーチンも履くんですけど、いろんなパンツやシューズも履くので、色々試してもらいたいですね。でもやっぱり僕らからしたらロンドンだったり、東京にいそうな子たちに向けて作っていたりもするので、どんな着こなしをしてもその人らしくなるのかなとは思いますけどね。 今回のコレクションに関しては、アイテムのディテールがどうっていうよりも馬場さんのGBと僕らのブランドが一緒にコラボをしたというトピックスと、そこから生まれたアイデアが一番の見所になるんじゃないかなと思いますね。

馬場:要はプリントの言葉選びとかですよね。

渡辺:そうですね。まさにGBとかはブランド名が、”GREAT BRITAIN”の略称からですよね。でもそれを知らない人も多くて馬場さんに聞いてもちゃんとした答えが返ってこなかったりするんですよね。

馬場:ジャイアント馬場だよ、とか言ってるからね(笑)。

「馬場さんじゃなかったら引き受けていなかったかもしれない」

渡辺:そうそう(笑)。だからこそもしかしたら”GREAT BOLLOCKS”って意味でもあったんじゃないかなっていう仮説を立てたりして、今回プリントにはGBのロゴをパロディしたデザインにしていたりするんです。本当に言葉遊びなんですよね。実際にイギリス人がGREATとBOLLOCKSを一緒に使うことって聞いたことはないんですけど。でもその言葉自体は、”偉大なる戯言”みたいな意味なんですけど、スラングとしての意味も多くて、馬場さんがいつも唾を吐いている雰囲気をグラフィックに分かりやすく前面に打ち出してみたんですよね。なぜかすごくしっくりきたんですよね。僕には”BOLLOCKS”は”最高”って意味にも聞こえるんですよね。

馬場:そうだね。サイズ感とかもよく考えてもらえているなとは思っていますね。まぁそんな毎日唾は吐いてないけどね(笑)。
でも”BOLLOCKS”って言葉自体は僕もロンドンに住んでいるときはそんなに聞いた事なかったんだけど、GBにもなるし、良いなとは思いましたね。

渡辺:僕も馬場さんよりもずっと後にロンドンで少し暮らした時に、ルームメイトとかが話していた言葉で、初めて意味が気になったスラングだったんですよね。辞書で調べたらすごい意味だなって思ったんですよね。でも今回の取り組みのテーマにぴったりだなって思って。やっぱり実体験を基にしたアイデアにしたかったのもあるので。後は、TWO TONESっていうプリントもあるんですけど、元々は80年代の反社会的な音楽ムーブメントの中心にあったようなレコードレーベルにいた人が作った言葉なんですよね。これはなぜTWO TONESかっていうと、黒人が奏でるパンクと白人が鳴らすスカを融合してTWO TONESになったらしんですよね。それって今回の僕の馬場さんの関係にも置き換えてみたら、色の異なる僕らのコラボレーションっていう意味でもぴったりだなって思ったんです。

ー そうなると今回は、ブランド同士のコラボレーションでありながら、馬場さんと渡辺さんのパーソナルな部分の関係性もしっかりと紡がれていくようなコレクションでもあるんですね。

渡辺:そうですね。そんな感じですね。馬場さんじゃなかったら引き受けていなかったかもしれないコラボでもあったので。でもよくある先輩と後輩の関係なだけではなくて、初めて会った時の衝撃とその時から変わらない馬場さんの魅力があって実現したものだと思っています。

馬場圭介
1958年熊本県生まれ。28歳の時にロンドンへ渡り、大久保篤志氏と出会う。帰国後、大久保氏のもとでアシスタントを務め、その1年後にデビュー。その後は第一線で活躍し、現在に至る。2004年秋冬からナノ・ユニバースと始動した、ブリティッシュロックとミリタリーを絶妙に融合させたブランド〈 GB SKINS 〉のデザイナーとしても活躍。

渡辺真史
学生時代にモデルとしてのキャリアをスタートし、後に渡英。2004年に自身のブランド〈ベドウィン〉をスタートさせる。2007年にはブランド名を〈ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ〉に改名。現在は同ブランドのディレクターを務めながら、盟友でもあるHUE氏が手掛けるブランドの〈デラックス〉も擁する「DLX」の代表も兼任する。

BEDWIN & THE HEARTBREAKERS OFFICIAL HP https://www.bedwintokyo.com/

GB × BEDWIN & THE HEARTBREAKERS

GBxBEDWIN
S/S TEE

Item N.9999171150164 / ¥8,640

詳細を見る

GBxBEDWIN
7/S TEE

Item N.9999171150163 / ¥9,720

詳細を見る

GBxBEDWIN
ボウリングシャツ

Item N.9999171150165 / ¥24,840

詳細を見る

GBxBEDWIN
スタジアム JP

Item N.9999171150162 / ¥18,360

詳細を見る

GB × OTHER COLLABORATION

DickiesxGB
TED JK

Item N.9999171150159 / ¥16,200

詳細を見る

DickiesxGB
TED VT

Item N.9999171150160 / ¥10,800

詳細を見る

DickiesxGB
TED PT

Item N.9999171150161 / ¥12,960

詳細を見る

GBxIOLANI
アロハシャツ

Item N.9999171150159 / ¥12,960

詳細を見る

GBxBEDWIN & THE HEARTBREAKERSの記事が掲載されたナノ・ユニバース タブロイドを読む
オンラインストアメンズTOPへ戻る

TOP

STORE
TOP