NANO UNIVERSE

JOURNEY CLUB #2

at Daikanyama ~ Shimokitazawa

今なお感度の高い街で知られる代官山と下北沢。
空気の異なる場所で過ごす、それぞれの昼下がり

Detox and improve your sense of style at your favorite café

HOMESTOCK

1/代官山のカフェでまったりするには気取らない服がちょうどいい

- 洗練と落ち着きのある街に足並みを揃えた服

 人々の間で、代官山がオシャレエリアと認知されるようになったのは1970年代の後半ぐらいからで、それまでは渋谷の隣にある地味な場所という位置付けだったらしい。とはいえ、今では東京を代表する街のひとつといって差し支えないと思う。そのイメージにひと役買っているのは、センスのいい雑貨や服が並ぶお店や海外の空気を店内に持ち込んだカフェ。特に行きつけにしているここは格別だ。

アメリカカリフォルニア州発の人気コーヒーショップで、安心、安全かつ美味しいオーガニックコーヒーがウリ。コーヒーの香りと共に店内に流れる、西海岸特有のおおらかな空気が安らぎをもたらしてくれる。だからここを訪れる際には、変に気取らずコットン100%のロンTにスウェットシャツを肩掛けするくらいがちょうどいい。

HOME STOCK スウェット ¥8,250 inc.tax more
PARK STOCK Tシャツ ¥6,600 inc.tax more
PARK STOCK パンツ ¥11,000 inc.tax more
PARK STOCK キャップ ¥5,500 inc.tax more
CARRY STOCK バッグ ¥7,700 inc.tax more
- あらゆる優しさに囲まれることで得られるリラックス感

 もちろん、機能系素材の利便性や肌触りの良さはよく分かっている。ただ、コットンの気持ち良さはちょっと違う。それはまるでオーガニックコーヒーのように、気持ちいいだけでなく健やかさがあるのだ。心情的に安心を得られるところに、気持ちの落ち着きを引き出すポテンシャルを感じるのである。しかもこのボーダーTは、ピッチ幅が太すぎず、細すぎない絶妙な塩梅。子供っぽくなり過ぎず、かつ一枚でも十分存在感を発揮できる頼もしさがある。

とはいえ、春先は陽が落ちるとまだまだ冬の余韻がそこかしこに見て取れる。そんな時は、スウェットシャツが一枚あると便利だ。日中は肩に掛けて着こなしのアクセントにする使い方だってできる。こいつは思いのほか丈夫で、植物由来のリサイクル可能な糸を使っているから環境にも優しい。一般的なそれと比べても裏糸が太めでタッチはこのうえなくソフト。手洗いに対応したウォッシャブル素材ゆえ、何度も袖を通したところで気にする必要はない。

- 膨らむ妄想に思わず笑みもこぼれる

 とことんリラックスできる店内は、“店の中に自然をつくる”をコンセプトにしているらしい。なるほど、落ち着くわけだ。そんなお店が1号店をオープンさせた場所はロサンゼルス市内で、海外初出店となる代官山店にもその空気を持ち込んだという。それを聞くと、現地へ行って本場の空気を味わいたい気にもなってくる。

ただ、現地へ行ったとしてもおそらく袖を通すアイテムは変わらないだろう。リラックスしながら穿ける一本は、膝の屈伸にも柔軟に対応する程よいストレッチ性が心地いい。型崩れやシワにもなりにくく、急な小雨でも水滴を弾き返し、高密度に織り上げたことで得たハリ感がもたらすシュッとした佇まいは旅のお供としてはもってこいだ。そして、ハンド型にもショルダー型にもなるトートバッグも持っていこう。テンションが上がってたくさん買い物をしてしまってもこの容量なら安心だ。どんどん膨らむ頭の中のイメージに、店を出た後の足取りも軽くなる。

〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町8-9
TEL 03-5784-3301
営業時間
9:00~19:00 (フードのみL.O.18:30)
*3/16~ 9:00~20:00(フードのみL.O.19:30)

Inspiration brought by the nostalgia of Shimokitazawa

PARKSTOCK

1/アクティブな服はノスタルジーに浸りながらの散策には格好だ

- 時おり立ち止まって物思いに耽る時間がいい

 変貌を遂げた下北沢の街並み。それは、パンデミックを機にあらゆるものが変化した今の世の中を象徴しているようだ。一方、街の深部へと足を踏み入れると変わらない景色もある。『ザ・スズナリ』なんてそのひとつ。映画俳優を志していた本多一夫氏の手により1981年に開場。1969年建築の、1階が飲み屋、2階が下北沢荘というアパートで構成された鈴なり横丁に造り込まれるカタチで誕生した。

のちに下北沢が“演劇の街”と呼ばれるきっかけにもなった歴史的小劇場は、今なお懐かしい佇まいで存在している。これまで多くの演者が汗を流し、多くの人々が笑い、泣いてきたのだろうと想像するだけでなんだか胸に込み上げるものがある。そんな時間を、自分のリズムでゆっくり堪能できるのも散策の魅力だと思うんだ。

PARK STOCK プルオーバー ¥11,000 inc.tax more
PARK STOCK Tシャツ ¥4,950 inc.tax more
PARK STOCK パンツ ¥11,000 inc.tax more
PARK STOCK ハット ¥6,600 inc.tax more
PARK STOCK ボトル ¥2,640 inc.tax more
- 動きやすいけどサマにもなるってところが心憎い

 そんな時には、上下とも動きやすい格好の方が都合はいい。パンツは色を切り替えたサイドライン入りのこいつがお決まり。ゆとりのあるストレートシルエットで、スポーツシーンでも通用しそうな軽やかさと優れた速乾性を誇る。生地に弾力性があるためシワになりにくく、ウエストのスピンドルや裾のドットボタンでフィッティングを調整できるのも嬉しい。

だからどんな時でもつい手を伸ばしてしまう。だったら正真正銘のスポーツウェアを履けばいいのでは? と突っ込まれそうだけど、それでもなお頼ってしまうのは単純に格好良いからだと思う。2トーンのサイドラインや、オリジナルのエンブレムシリコンワッペンにみるスポーティーさは今のシーンにマッチするし、マットな質感はむしろモードっぽくもある。だからランニング系スニーカーを合わせたとしてもどこか洒落て見えるんだ。となれば、コンビニで買ったばかりのペットボトルを持ち歩くのはサマにならない。そんな時は、リユースボトルのトップランナーであるリバーズに別注したボトルの出番だ。

- さらに気分を盛り上げるための秘策

 トップスもストレッチの効いた動きやすい一着だけれど、色と共にテイストも微妙に異なるモノを選んだところが個人的なこだわり。往年のアノラックを想起させるアウトドア風味の一着だから、上下アクティブウェアだけど運動着っぽく見えない。撥水加工入りだから多少の雨も気にならないし、高密度で織り上げたがゆえのハリ感と微光沢がモダンさを囁く。

それだけでも十分頼もしいけれど、細かいところにまで気を配ればもっと気分よく歩き回れる。例えば、インナーへ取り入れたネックの詰まったキレいめのTシャツ。コットン100%の優しい着心地を肌で感じるたび気分が上がる。さらに日差しを回避するうえで被り物は必須。このサファリハットは、コカゲル®︎という生地がマイナス10℃の体感を生み出す優れもの。木陰にいるような涼しさで、内側に収納できるサンシェードも心強い。これならいつでも、どこへだって足を伸ばせそうな気がする。

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今なお感度の高い街で知られる代官山と下北沢。
空気の異なる場所で過ごす、それぞれの昼下がり

Cast kou / Takahiro nakayama / Creative Director B / Photographer imim_mr / Director waka koide / Styling Naoto Furuyama / Takashi Murakami / Hair and Makeup STORM / Casting masaki hori / Production Manager Q /

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